[女性の悩み]緩和させたい!酷い生理痛による腹痛や腰痛を和らげる方法や効果とは
あなたにはつらい生理痛はありますか?
生理痛とは 、生理期間やその前後に起こる女性の苦痛症状です。
主に腹痛や腰痛に悩まれる女性が多く、その生理痛の痛みは女性の生活にも影響を与えることが多いのが事実。
そんな生理痛の原因から症状の解消・改善法をご紹介します!
Contents
女性がなる、生理の仕組みってなに?
生理(月経)とは妊娠しなかった場合に子宮内膜が出血を伴って剥がれ落ちていき、体外へ排出されることをいいます。
子宮内膜が剥がれて体外へ出されるという毎月のサイクルは女性ホルモンの働きによって起こっていて女性ホルモンによって子宮内膜が厚くなります。
プロスタグランジンという生理中に分泌されるホルモンの一種が生理中に経血を体外へ押し出す働きをしています。
その際に子宮が伸縮して痛みが生じます。
これが生理痛の原因の一つとされています。
また生理周期にも個人差がありおおよそ25~38日、また生理期間は3日~7日が正常範囲だとされていますが、しかしながら正常通りに生理がこなかったり、生理期間が極端に短い、または長い等、生理不順などで悩みを抱える方も多く生理での悩みを抱える女性はたくさんいます。
生理痛が起きる原因って何?
根本的な原因とされている理由はいったい何なのか?
生理痛を起こしている原因
■プロスタグランジンの過剰分泌
プロスタグランジンの分泌が多い場合、子宮の伸縮が過剰になるため生理痛になります。
痛みを強める作用があるために我慢できないできないほどの痛みが生じる場合があります。
陣痛に近い痛みの原因がこれです。
■子宮口が狭い
若い女性や、子供を産んだことのない女性はこれが原因に場合もあります。
子宮が成熟してくると、自然と痛みが治まる場合も多いようです。
■冷えなどの血行不良
血流が悪くなってくることによってプロスタグランジンが停滞してしまいます。
■ストレス
精神的なストレスや自律神経の乱れはホルモンバランスを乱してしまい、ストレスも血流を悪くする原因の一つで生理痛にも影響しています。
■生理以外の病気
気づかないうちに、生理痛だと思っていたら子宮内膜症や子宮筋腫の病気になっていることもあります。
本人には自覚症状がないことが多く、発見が遅れてしまうことも。
生理痛だと思ったら病気だった?
ただの生理痛だと思っていたけれど、実は月経困難症かもしれない
1日痛みで起き上がれず学校や会社を休まなければいけない程の症状の場合、病気の可能性もあるんです。
■子宮内膜症
■子宮腺筋症
■子宮筋腫
■卵巣のう腫
皆あることだから、と我慢していると症状はもっと酷くなる場合があります。
・生理痛や月経のようが酷くなる
・経血に血の塊が混じる
・鎮痛剤が効かない
・毎回ひどい痛みが4日前後続く
こんな時は受診が必要かもしれませんので婦人科へ行って検査をしてください。
病気ではないと自己判断をするべきではありません。
誰しもが起こり得る可能性があることです。
あなたは生理痛を起こしやすい生活をしていない?
根本的な原因以外にも。体質や生活習慣などによって、生理痛がおきやすい場合もあります。
以下の項目をチェックしてみてください。
□冷え性
□お風呂につからずシャワーが多い
□睡眠時間が短い
□生活習慣が乱れている
□ストレスを感じやすい
□インスタント食品を食べる機会が多い
□甘いもの・スナックが好き
□冷たい飲み物をよく飲む
□運動を吸いない
□お酒を飲む機会が多い
□喫煙をしている
□食制限などの急激なダイエットをしている
上記の項目で当てはまるものが多いほど、やはり生理痛の症状を抱えやすいと言えるでしょう。
心当たりがあるものが多いのならば、改善できることは改善していきましょう。
生理痛の症状の代表は腰痛や腹痛!ほかの症状は?
生理痛に起こる苦痛症状や不快症状。
代表と思われるのが、腰痛や腹痛ですが、それだけではありません。
様々な症状を総称したものが生理痛なのです。
[ 具体的に身体に症状 ]
腰痛、腹痛、頭痛、下痢、吐き気、熱、眠気、めまい、便秘、肌荒れ
などが挙げられます。
生理痛が起こるのは1日目、2日目が多く、生理時の痛みはとても辛いものです。
主に腰痛や腹痛を訴える方が多く、耐えられる痛みの時もあれば起き上がれないほどの痛みを感じ学校や会社を休まなければいけない時もあるほどです。
なんとも言いあらわせない痛みであり、酷いときだと鎮痛剤などを飲んでも効かないときがあるほど生理痛の症状は厄介です。
また症状の一つとして挙げられるのが生理前のイライラです。
生理前に起きる月経前症候群の症状
生理前は、女性ホルモンバランスが崩れやすい。
そのためイライラしたり生理中と同じような腰痛や腹痛症状などが現れます。
生理前の不調は月経前症候群(PMS)とも呼ばれておりイライラは典型的な症状の一つです。
この症状が現れる期間としては生理前3日~10日ほどの期間。
実はこの月経前症候群はかなりの確率でなっている女性が多いのです。
■月経前の心の症状
イライラする、憂鬱な気持ち、泣きたくなる、孤独感
■月経前の体の症状
ニキビなどの肌荒れ、腰痛、胸が張って痛い、むくみやすい、体重増加
■月経前の行動の症状
怒りっぽくなる、食欲が増える、眠気が強くなる、集中力が低下する
このように感情のコントロールがうまくいかなかったりすることがあります。
アロマテラピーなど気持ちを落ち着かせるには効果的。
気持ちも体もリラックスできる環境を整え、マッサージや整体なども大事です。
そして鉄分が不足すると症状が悪化する場合があるのでしっかりと補いましょう。
改善したい!生理痛を和らげる方法
月一回訪れるもので、生理痛の痛みにも耐えられることもあるでしょう。
しかしどうにもならないほど痛く、酷くなってしまう生理痛は耐えがたいものがあります。
やはり痛いよりは痛くない体作りをすることが必要だと思います。
簡単な改善方法から対処法をご紹介します。
ストレッチ
生理痛を和らげるためには、簡単にできるストレッチがオススメ。
腰回し、足首の運動などいろいろありますが、痛みを抱えているうちは寝ながらできるストレッチが良いでしょう。
ストレッチは無理をせずに行うことが大事で、痛みを感じない程度で行ってください。
日常からストレッチを行うことによって、生理時の痛みの軽減にもつながります。
ビタミンの摂取
体を整える働きを持っているビタミンを積極的に摂取していきましょう。
ビタミンEとビタミンB6は生理痛を緩和する働きがあります。
ビタミンは体内では合成する事は出来ないものなので、意識して摂取すると良いかもしれません。
摂取した方が良いビタミンも含まれる食材は下の項目でご紹介いたします。
体を冷やさない
生理痛に起きやすい腰痛や腹痛に効果的なのは冷やさないこと。
お腹や腰を温めると生理痛が和らぎます。
使い捨てカイロなどを使用すると楽になるのでオススメです。
もともと生理痛がキツイ方は体が冷えやすい方が多いので、普段からなるべく薄着をしない事なども気をつけてみてください。
夏場でも冷房などで体は冷えてしまうので、外出などする際は羽織ものなどを持って出かけると良いでしょう。
またお風呂に入るときもシャワーだけではなく入浴で体を温め、血流を促すことで緩和されるとも言われます。
布ナプキンを使う
布ナプキンを使用すると衣類と同様に体温を保ってくれるので、子宮の冷えも解消されるメリットがあります。
冷えは血液の循環を悪くするので生理痛や女性特有の病気の予防にもつながります。
鎮痛剤を飲む
生理痛に効くタイプの痛み止めが市販で販売されています。
薬は飲みたくない、という方は漢方でも効果のあるのものがあります。
ピルを飲む
ピルは女性性の避妊具という印象が大きいかもしれませんが、月経痛を和らげるために用いる女性もとても多いです。
重度の生理痛で悩む女性もピルを飲むことで一度の月経が短くなり、腹痛や腰痛など様々な症状が和らいで辛くなくなった!という声も多くあります。
ピルの詳細についてはこちらをご覧ください>>ピルは女性の味方!避妊だけがメリットじゃない!低容量ピルの効果を知ろう
自分に合うリフレッシュ方法
ストレス解消は非常に大事なことです。
簡単な運動で汗をかいたり、アロマやマッサージで体を癒したり、好きな音楽を聴くこともストレス解消につながります。
イライラすることも多いですので、自分を甘やかす時間を作ってみてください。
実践できることは行い、放置せずに体をリラックスさせ痛みを和らげましょう。
生理痛に効果的な食べ物&飲み物
生理痛を和らげるためには栄養バランスが何よりも大事です。
生理痛に効果がある食材を取り入れて、痛みを軽減させてください。
▲摂取した方がいい食べもの&飲み物
プルーン
豆乳
ヨーグルト
グレープフルーツ
納豆
アーモンド
マグロ
ニンニク
ココア
ハーブティー
生姜湯
▲避けた方がいい食べもの&飲み物
コーヒー
チョコレート
インスタント食品
マーガリン
アルコール
コーヒーなどのカフェインは身体を冷やしてしまう効果があるため生理痛につながりやすいとされていますが、甘いものが絶対ダメということではありません。
制限しすぎてしまうとストレスを抱えて、かえって悪影響を及ぼす可能性も否定できないからです。
良いものを多めにとることを意識し、避けた方が良いものも我慢しすぎず適度に食べることも大事なことです。
最後に
生理痛は個人差があり女性でも軽度の人、重度の人とまちまちです。
また男性であれば生理痛の痛みなど経験したことがないので痛みの度合いを知ることはできません。
女性の生理痛といっても、痛みのレベルはそれぞれ違うのです。
辛い時は我慢してはいけません。
生理痛と言っても、女性特有の病気にかかっている場合も少なからずあります。生活習慣の見直しなどを行っても改善されず痛みがひどい場合は婦人科で相談してくださいね。
<関連ページ>
【よもぎ蒸し】不妊や生理痛にも効果的!その理由とメカニズムを紹介
生理前のニキビなんとかしたい!原因から学ぶニキビの治し方 6選!