女性ホルモン低下で起こる体への悪影響とは?美容と健康に女性ホルモンを増やす方法
女性ホルモン不足、これを自覚する女性はどれだけいるのでしょうか。
痩せ型の人、ストレスが多い人など、現代女性はホルモン分泌量が減りやすい特徴を備えています。
実際、早期閉経に至る人も多く、総合的にホルモンが不足している女性が増える傾向にあります。
では、ホルモン分泌量が減るとどうなるのでしょうか?
意外と知られていないその影響などについてご紹介していきたいと思います。
Contents
女性ホルモンの乱れによる症状
女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる2種類がありますが、主にエストロゲンが不足すると様々な症状が出てきてしまいます。
何らかの原因で、女性ホルモンが分泌されず乱れている場合、体に不調が出てしまいます。
この女性ホルモンであるエストロゲンの不足による症状を紹介します。
女性ホルモン低下によって起こる症状
肌の調子が悪くなる
髪の毛がパサつく
太りやすくなる
生理不順になる
汗をかきやすくなる
動悸、息切れ
冷え性
頭痛・めまい
吐き気
疲れやすい
精神不安定
不眠
体に見えるものから、精神的なものまで症状は様々です。
女性ホルモンが原因だとは思わず一時的なものだと思っている女性の方が多いかもしれませんが、実はあなたが抱えていた症状は女性ホルモン不足の可能性もあるということです。
女性ホルモンのバランスが崩れているのではと気づくのは生理不順の時や生理痛がひどかったりした時だとは思いますが、女性ホルモンで影響があるのは生理だけではないのです。
生活をする上で当てはまるものが多い方は、原因が女性ホルモン不足だということを疑っても良いかもしれません。
ここで気付けたのならば、健康で不調のない生活に改善していくために、少しでも良くしていくしかありません。
生活習慣での女性ホルモンへの影響
女性ホルモンは日常での過ごし方によって大きく左右されるものです。
女性ホルモンが減ってしまう可能性である原因をご紹介します。
不規則な睡眠
まず不規則な生活を送っていると自覚がある方で症状に当てはまる女性は、まず今の生活を見直さなければなりません。
夜も最低でも12時までに寝るのが理想です。
毎日これを繰り返すことで体内のリズムも整ってきます。
大人になると付き合いでそうはいかない場合もあるかもしれませんがなるべく、自分のリズムを整えることを優先しましょう。
不規則な食事
栄養素を全く考えていない食事は栄養素のバランスが崩れ、卵巣の機能が低下してエストロゲンのホルモンの分泌に影響します。
また食事を食べる時間や、食べる回数などもバラバラなのもよくありません。
栄養バランスを考えた食事を心がけ、朝食をしっかりとり、不摂生な食生活は避けるようにしましょう。
ストレスを抱える生活
ストレスを抱えやすいと、自律神経が乱れてしまいエストロゲンが減少していきます。
ストレスは女性ホルモンに大きく影響します。
なるべく自分が楽しいと思える時間を増やしてあげてください。
イライラして精神が不安定な生活を送っていると女性ホルモンだけに限らず色々な部分で影響してしまいます。
体を冷やしがち
シャワーだけで入浴時間が短かったりすると体が冷えやすくなってしまいエストロゲンの分泌を低下する大きな原因の一つ。
シャワーだけではなく、なるべく湯船に浸かる日を多くしましょう。
そしてファッションも露出することが多い女性は冷えやすくなりますので、夏場でも冷房で冷えやすくなるので外出する際はストールなどを所持すると良いでしょう。
また冷たい飲み物を飲みすぎるのもよくありません。
運動不足
冷えにもつながりますが、運動不足は血流が悪くなり冷えやすくなります。
体を動かすことで冷え改善や自律神経を整うことができるのでホルモンバランスを整えたい女性は運動をしましょう。
軽い筋トレを毎日継続するだけでも変わってきます。
ホルモンバランスの乱れや不足は不妊にもつながりますし、最悪の場合早い段階で閉経してしまうこともあります。
気づいた時から生活習慣を見直して栄養バランスや自律神経を整えていくことが必要です。
女性ホルモン低下により、なりやすい病気や障害
エストロゲンの現象により起こり得る病気や障害などもあります。
骨粗しょう症
骨の強度が減少してしまい、骨折の危険性が高まっている状態のことです。
女性ホルモンのエストロゲンの欠乏により骨密度が減少してしまうことによって骨粗しょう症になりやすくなってしまいます。
破骨細胞の働きが盛んになってしまうことにより、骨を作る働きが追いつかなくなることにより、骨量が減り骨粗しょう症のようなスカスカの骨になります。
更年期障害
女性ホルモンであるエストロゲンが低下し、閉経してしまうと女性ホルモンはほとんど分泌されにくくなりますので、更年期障害を起こしやすくなります。
女性ホルモンが急激に減っていってしまうと危険なので、女性ホルモンを維持しながら年齢を迎えていく必要があります。
脳梗塞や心筋梗塞などのリスク
更年期を機に脳梗塞などのリスクも起こりやすくなります。
エストロゲンの減少が代謝に異常を起こしてしまい、血管にダメージがあり血管が詰まりやすくなってしまいます。
アルツハイマー病
アルツハイマー病を持つ女性は女性ホルモンであるエストロゲンが減少している場合が多く、大いに関係していることがわかっています。
自律神経失調症
自律神経失調症はもともと女性に多いとされていますが、原因としてはやはりホルモンバランスの乱れ。
ストレスや不規則な生活を送っているとなりやすいですが、女性ホルモンが低下すると起こりやすいです。
これらのリスクを考えると、気にしないで生活することはできないと思いませんか。
年齢が若いうちは病気になるリスクも低いですが年齢が上がるごとに女性ホルモンは減少していくので、私生活から改善・予防していくことが大切になってくるでしょう。
女性ホルモンを増やす方法
減ってしまったホルモンが増えることがあるのか?これは明確には解明されておらず真偽はわかりません。しかし改善していくことはできます。
サプリを飲む
女性ホルモンを増やしたりホルモンバランスを整えてくれるサプリメントがあります。
女性ホルモンが不足しているからといって女性ホルモンを増やすサプリや健康食品などの過剰摂取はよくありません。
もちろん購入して正しい容量を守れば改善にはつながりますが、いろいろなものを同時に試して飲んだりすることは絶対にやめましょう。
大豆イソフラボン
エストロゲンと同じような働きをする成分であり、ホルモンバランスを整えてくれます。
また自律神経も整えてくれるので自律神経が気になる方にはオススメです。
病気のリスクである骨粗しょう症や更年期の症状を予防する効果もあるため飲んでおいて損はないものです。
プラセンタ
ホルモンバランスを整えてくれます。
まだ肌質改善の効果もあるため美容にも良いとされています。疲労回復にも効きます。
プラセンタの中でも効果が大きい馬プラセンタについてもご覧ください
>>美肌に効果バツグン!健康と美容のための『馬プラセンタ』を知ろう!
ツボを押す
女性ホルモンを効果的に増やすことができるツボがあります。
ツボ押しをすることによって脳に届き、刺激を受けることによって女性ホルモンが改善されやすくなります。
力を入れすぎずほどよく気持ち良いくらいの力で押してください。
・百会
頭のてっぺんにあります女性ホルモンに関係する他に美容にも良いツボです。
・壇中
胸の谷間の部分にあります。胸を大きくする効果もあるツボです。
・血海
膝上3~5cm上の部分にあります。生理不順にも効果があるツボです。
恋愛をする
恋をすると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が増えると言われています。
事実上根拠がない、という意見もありますが、女性ホルモンが一時的に活性化することもあるのです。
しかし幸せな気持ちを抱いたりすることにより精神的にも良かったりしますので女性として綺麗にいるには恋をすることはとても効果があることなのです。
最後に
女性ホルモンが低下することによるリスクは女性ならばしっかり認識しておくべきです。
まずは普段の生活習慣から変えていってください。
イソフラボンはサプリからでも摂取できますが、豆腐や味噌、納豆、豆乳などスーパーやコンビニでも気軽に買えるもので摂取ができます。自宅で料理を行う際は必ず料理に使いまわせるようにレシピを考えたりと普段の生活から意識を変えていくことで健康につながります。
睡眠や入浴時間も大切に。