馬油おすすめランキング!美肌オイルとして使える馬油の選び方とは?
火傷や傷の治療薬として、昔から使われてきた馬油。
昔といっても、どのくらい前のことかというと、一説には約4000年前には中国で使われていたと言われています。
当時の人々にとって馬は移動手段であり、荷物を運搬する動力であり、ときには戦場でともに戦う仲間でもありました。
人々の生活には無くてはならない動物であり、密接に関係していた存在です。
また、当時は資源が限られているため、死んでしまった馬をも有効に活用すべく、馬の肉に含まれる油を薬として使うようになったのです。
今回の記事では、そんな馬油の効果や選び方、おすすめの商品をランキング形式でご紹介していきます。
Contents
馬油の成分
現在市販されている馬油は、食用の馬から抽出された油です。
しかし、馬油を作るためだけに馬を屠殺(とさつ)しているわけではなく、食用馬肉の副産物として製造されているのです。
※ 屠殺・・・家畜などの動物を食用、加工用に殺すこと
馬油は、およそ2年もの時間をかけて熟成させることによって作られ、この熟成の工程で、クリーム状と液体状に分離します。
分離した2種類の馬油は、それぞれにテクスチャーが異なり、クリームタイプ・液状タイプと各タイプの商品が販売されていますが、その原材料は同じなのです。
では、馬油に含まれている成分を見ていきましょう。
馬油は主に、以下の5種類の成分から構成されています。
- オレイン酸
人間の肌にも含まれているため、肌に馴染みやすい。保湿力や抗酸化力が高い。
- パルミチン酸
抗酸化作用と、皮脂の量をコントロールする働きがある。
- パルミトレイン酸
前述のパルミチン酸が酵素の影響によって変質したもの。肌の老化を防止する働きがある。
- リノール酸
人体になくてはならない必須脂肪酸のひとつ。保湿力と肌のバリア機能を高める作用がある。
- α―リノレン酸
血行を促進し、新陳代謝を高め、肌荒れの改善に効果的。
馬油の効能とは?
人間の肌は皮脂を分泌していますが、実は皮脂は馬油の構成ととてもよく似ているのです。
皮脂と呼ばれる油には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つがあります。
2つの違いとしては、油が溶けて体内に蓄積されるか、もしくは体外へ排出されるかという点です。
人の皮脂は、その飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合が4:6となっています。
実は馬油の構成もこの比率と同様なため、肌への浸透が早く、肌なじみも良いのです。
皮膚の保湿効果
馬油が肌馴染みが良いとされる理由は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合が4:6で、人間の皮脂とほぼ同じだからです。
肌の内部の角質層まで素早く浸透し、表面だけではなく、肌の内部から潤いを与えることができます。
抗酸化作用で肌の炎症を防ぐ
昔から火傷や傷の治療薬として使われていた馬油は、殺菌作用や、抗酸化作用にも優れています。
赤くなってしまった患部の炎症や、肌荒れ、ニキビ肌にも効果的に働きます。
肌への血行促進
馬油の構成成分のひとつ「リノレン酸」は血行促進の効果を持ちます。
肌に馬油を塗布することで、血行が促進され、顔色が良くなっていきます。
アトピー肌の改善
アトピーの原因の一つとしてあげられるのは”乾燥”です。
馬油は、保湿効果が高く抗炎症作用もあるため、乾燥を防ぐとともに患部の炎症も抑えることができ、アトピー肌を改善する効果も期待できます。
髪や頭皮の乾燥対策
肌に良いのであれば、髪や頭皮に良いとされるのは当然です。
髪の毛もしっとりとしますし、頭皮の血行も促進されることで、育毛効果も期待できます。
妊娠線予防
妊娠線の予防に大切なのは、しっかり保湿をしておくことです。
また、お腹に赤ちゃんがいるときは、赤ちゃんの影響も考えて、なるべく自然由来のものを選びたくなるものです。
その点、馬油はピッタリのアイテムです。
馬油の美容効果を高める使い方とは?
アンチエイジングの代名詞である抗酸化作用が高い馬油を、美容アイテムとして使わない手はありません。
洗顔
乾いた手の平に馬油をとり、ティースプーン1杯ほどを使います。
馬油を顔全体に塗り、静かに丁寧にクルクルとした動作で、汚れを落としていきます。
力任せにゴシゴシとするのは良くありません。
化粧水前のブースター
浸透力の高い馬油を、ブースターとして化粧水の前に使うことで、その後に使用する基礎化粧品の浸透をバックアップしてくれます。
肌に塗布するとスーっと馴染み、サラサラとした感触になります。
ヘアケア
毛先の乾燥や痛みが気になったときに、馬油を少量手に取り、毛先に馴染ませるようにすると、髪の毛のパサつきが抑えられます。
髪が濡れた状態で、全体に馴染ませてからドライヤーをすることもおすすめです。
馬油パック
入浴時に馬油パックをすれば、しっとりと潤います。
洗顔が終わった肌の上に、馬油を塗布し、そのまま10~15分ほど放置すれば良いだけなので、とても簡単です。
【液体タイプ・固形タイプ】2種類の馬油の違い
市販されている馬油の種類には、液体タイプと固形タイプの2種類があります。
それぞれの特徴とおすすめの使い方を紹介します。
【液体タイプ】使用感やおすすめの使い方
さっぱりとした使用感が特徴。
おすすめの使い方は、化粧水前のブースター、ヘアケア、マッサージオイルとしてです。
【固形タイプ】使用感やおすすめの使い方
しっとりとした使用感が特徴。
おすすめの使い方は、スキンケアの仕上げとして、全身の保湿ケア、パックです。
馬油の選び方のポイント
選び方のポイントとしておさえておきたいのは
- 純度の高さ
- 好みのテクスチャー
- 臭いの有無
の3点です。
選び方のポイントを詳しく紹介していきます。
純度の高いものを選ぶ
純度が高いとはどういう意味かというと、保存料を含めずに原材料が「馬油100%」のものということです。
純度が高いほど、その保湿力と効果が高まります。
自分が好きなテスクチャーを選ぶ
馬油のテクスチャーとして、液体タイプか固形タイプ(クリーム)があげられます。
使用する部分や、用途によって使い分けるのも良いでしょう。
香りも重要
馬油には独特な臭いがあります。
しかし最近では、無香料のものや、香り付きのものも販売されているので、自分の好みに合った商品を選ぶと良いでしょう。
馬油おすすめ人気ランキング
日本で販売されている馬油のなかでも、特に人気のある3つの商品を紹介します。
第3位 ソンバーユ 液
出典:https://www.amazon.co.jp/ソンバーユ-液-無香料-55ml/dp/B000GWBNDU
オイルタイプのソンバーユは馬油の最も比重の軽い液状部分のみを抽出して精製しました。
浸透性に優れており、メイク下地や夏の肌にもベタつかずに使用できます。
国産で馬油100%なので、安全性が高い商品です。
第2位 馬油100
出典:https://www.amazon.co.jp/Hikari-ヒカリ-馬油100-バーユ100/dp/B003H4BQJA/ref=sr_1_5?s=beauty&ie=UTF8&qid=1532249695&sr=1-5&keywords=%E9%A6%AC%E6%B2%B9100
国産で安全性が高く、手頃な値段で人気の馬油100%の商品です。
無香料なので余計な添加物を避けてケアしたい方におすすめ。
香りに敏感な方はボディケアに使うと良いでしょう。
第1位 北海道純馬油
出典:https://www.amazon.co.jp/北海道-純馬油-クリーム-馬油100-‐KH762006/dp/B014KOL4RE/ref=sr_1_1_sspa?s=beauty&ie=UTF8&qid=1533628901&sr=1-1-spons&keywords=北海道純馬油&psc=1
北海道産の馬油100%の商品で、馬油独特の臭いやベタつきを抑えた製法が人気です。
馬油特有の油臭さが苦手な方におすすめです。
馬油は全身使える万能美肌オイル
馬油は、ひとつで何通りもの用途があります。
かつては火傷や傷の治療薬として使われていましたし、純度が高い商品であれば添加物も含まれていないため、妊婦の方や、小さなお子様がお使いいただくにも安心です。
アトピーや肌荒れなど、肌のお手入れにも使うことができ、敏感肌で肌の弱い方や、一時的に肌荒れで困っている方まで、幅広い方々の役に立つことができます。
- 馬油と皮脂の成分はほぼ同じ
- 洗顔から保湿まで、ひとつの馬油で行える
- 純度の高い馬油は赤ちゃんも使えるほど安全
- 日頃のスキンケアはもちろん、肌荒れのときにも大活躍