肌や髪にメリットあり?亜鉛含有酵母の女性にうれしい効能・効果とは
サプリメントなどの原材料欄を見てみると、「亜鉛含有酵母」と記載されていることがありますよね。亜鉛含有酵母は肌や髪にメリットがあり、女性に嬉しい効果があるといわれている成分です。
この記事では、亜鉛含有酵母の特徴や、亜鉛含有酵母に含まれる栄養成分「亜鉛」について詳しく解説します。美容や健康が気になる女性はぜひチェックしてみましょう。
Contents
亜鉛含有酵母とは?
はじめに、亜鉛含有酵母とはどんな成分なのかを確認してみましょう。
亜鉛の含有量を高めた酵母のこと
亜鉛含有酵母とは、酵母培養をする過程で亜鉛を取り込み、酵母の亜鉛含有量を高くした食品のことです。主にサプリメントなどの健康食品や栄養機能食品などの原料として使用されています。
亜鉛含有酵母を取り扱う国内優良企業
亜鉛含有酵母を取り扱う代表的な企業は、「セティ株式会社」と「メディセンス株式会社」があります。
セティ株式会社
【会社概要】
- 社名:セティ株式会社(SCETI K. K.)
- 設立:1925年(1952年デニスグループ(Denis Group)に統合)
セティ株式会社では、米国Grow社製の亜鉛含有酵母(約5%)を取り扱っています。Grow社は、ミネラル酵母の製造30年の歴史があり、吸収性や安定性を向上させた製品になっています。
メディセンス株式会社
【会社概要】
- 社名:メディエンス株式会社(英名:Medience Corporation)
- 設立:1984年
メディセンスでは、アメリカ産の亜鉛含有酵母「亜鉛酵母10%」を取り扱っています。メディエンスの「亜鉛酵母10%」は、無機亜鉛と比べて吸収性が高いことが実証されています。
なぜ女性に亜鉛が必要なのか?女性に嬉しい亜鉛の効果・効能
亜鉛含有酵母に含まれる「亜鉛」は栄養成分ミネラルの一種で、人間の体に欠かすことのできない必須ミネラルです。では、亜鉛にはどのような効果効能があるのかチェックしてみましょう。
肌や髪の健康維持をサポート
ハリのある肌やツヤ・コシのある髪の毛を作るには、タンパク質の代謝を良くする亜鉛が必要です。年齢を重ねると体内の亜鉛の量は減少していくといわれているため、亜鉛を摂取することで髪の毛や肌の健康維持をサポートします。
生殖機能の改善
亜鉛は男性の前立腺や性腺に含まれているため、亜鉛が不足すると性機能が低下する可能性があります。マカやアルギニンなどと同じように、男性用の精力剤に配合されていることもあります。また、女性の排卵などに関わるホルモンの合成や作用に亜鉛は必要とされているので、妊活中の方はパートナーと一緒に摂取してみましょう。
免疫力の向上
亜鉛は新陳代謝や細胞分裂を促す作用があるため、免疫細胞を活性化させてウイルスの侵入を防ぐ効果が期待できます。また、免疫細胞を活発にし、血管の強化や気管支の粘膜の正常化などの働きがあるビタミンAの働きもサポートします。
成長・発育
亜鉛はたんぱく質やDNA、ホルモンの合成に関わっているため、不足すると成長や発育に影響が出ると考えられます。赤ちゃんの成長にも必要な栄養成分になり、妊娠中は赤ちゃんに亜鉛が送られることで亜鉛不足になりがちですので、母親と赤ちゃんの健康維持のために摂取してみましょう。
うつ状態の緩和
亜鉛は神経伝達物質の合成に関わっているため、亜鉛不足になるとうつ状態になりやすいといわれています。他にもイライラや集中力・記憶力低下などが起こることも考えられます。亜鉛を十分に摂取することは精神安定や脳の機能を高めて、うつ状態などの緩和に役立てることができます。
女性が亜鉛不足になる理由は?
亜鉛は生活習慣の影響を受けて不足する傾向があります。女性が亜鉛不足になる理由を見てみましょう。
ダイエットや栄養バランスの偏った食事
体内には約2gの亜鉛があり、骨や筋肉、皮膚、肝臓、眼球などに体内のあらゆるところでそれぞれの働きをサポートしています。亜鉛は体内で作ることができないため、食物から摂取する必要があります。ダイエットや偏った食事をしていると亜鉛が不足しがちになるので、栄養バランスの整った食事をするように心がけましょう。
また、亜鉛はアルコールの代謝に関係する酵素の材料になります。さらに、尿から排出される量も増えてしまうのでお酒の飲み過ぎにも注意しましょう。
運動のしすぎ
最近では激しい筋トレをする若い女性が増えていて、ダイエットや健康維持のために運動に励む方も多くいます。尿や汗から亜鉛は排出されているため、運動をしすぎると亜鉛不足になりがちです。また、亜鉛は新しい筋肉を作るときに必要な栄養成分ですから、効率よく筋力アップするためにも運動をする際はしっかりと補給しておきましょう。
亜鉛を多く含む食品ランキングTOP5
まずは、食事からしっかりと栄養補給するために、効率よく亜鉛が摂取できる食品を把握しておきましょう。亜鉛を多く含む食品ランキングTOP5を紹介します。
【第5位】ビーフジャーキー
ビーフジャーキーは100gあたり8.8mgの亜鉛が含まれています。低カロリーで高タンパクな食品で、ビタミンB2・ビタミンB12・鉄分・ナイアシン・葉酸も豊富です。ただし、塩分が高いので食べ過ぎには注意しましょう。畜肉類(うし)では、他にも赤肉に多くの亜鉛が含まれています。
【第4位】からすみ
からすみには100mgあたり9.3mgの亜鉛が含まれています。からすみは日本三大珍味のひとつとされている食品で、ボラの卵巣を塩漬けして乾燥させたものです。たんぱく質や脂質が豊富で疲労回復・滋養強壮にも効果的で、悪玉コレステロールの低下作用のあるリノレン酸も豊富に含まれています。高カロリーで塩分が多いので適度に摂取しましょう。
【第3位】塩辛
塩辛は魚介類の内臓や身を塩漬けにしたもので、かつおの塩辛には亜鉛が11.8mg含まれています。ナトリウム・カリウム・リン・カルシウム・ビタミンAなども豊富です。こちらも塩分が高い食品ですから、食べ過ぎないようにしましょう。
【第2位】小麦胚芽
小麦胚芽には、炭水化物やたんぱく質が多く、脂質や食物繊維、ビタミン類、ミネラル類も豊富に含まれています。亜鉛も100gあたり15.9mgと含有量が多く、栄養をたっぷり摂取できる食品です。
【第1位】牡蠣くん製油漬缶詰
もっとも亜鉛が多く含まれているといわれるのが「牡蠣くん製油漬缶詰」です。亜鉛の含有量は100gあたり25.4mgとなります。生牡蠣にも100gあたり14.5mgの亜鉛が含まれているので、亜鉛摂取に役立ててみましょう。
食品成分データ
出典:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
亜鉛含有酵母配合サプリメントで亜鉛不足をサポート
亜鉛含有配合のサプリメントは、亜鉛不足をサポートします。サプリメントを選ぶポイントや注意点をチェックしておきましょう。
食事で足りない亜鉛はサプリメントで補給
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、亜鉛の食事摂取基準(18〜69歳)は1日あたり8mgが推奨量となっています。また、厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査」を見てみると、成人女性の亜鉛摂取量は約7mgとなり、推奨量に満たしていない傾向にあります。体に必要な栄養は食品から摂取するのがいちばんですが、栄養バランスの整った食事をするのはなかなか難しいことがあります。そんなときには亜鉛含有酵母のサプリメントや栄養補助食品を活用してみましょう。
自分にあった商品を選ぶのがポイント
亜鉛含有酵母が配合しているサプリメントには、亜鉛のみが摂取できるタイプや、亜鉛と一緒に銅やヘム鉄を配合したタイプ、多くのミネラルやビタミンバランス良く配合したマルチミネラル&マルチビタミンなどが販売されています。サプリメントは足りない栄養を補うのが目的ですから、日頃の食事内容に合わせて商品を選びましょう。継続して活用できるように、高品質で使いやすい価格の商品がおすすめです。
亜鉛の過剰摂取には注意!
亜鉛は体に必要な栄養成分ですが、過剰摂取には注意しましょう。亜鉛の摂り過ぎによって吐き気や嘔吐、下痢などが起こる場合があります。亜鉛の耐容上限量は35mgとされているので、亜鉛含有酵母サプリメントの詳細情報をよく読み、適切な摂取量を守るようにしてくださいね。
おすすめサプリ!「おなか革命」
出典:https://onakakakumei.com/
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積極的に亜鉛含有酵母を取り入れ身体の中から綺麗になろう
亜鉛は美容や健康を維持するのに必要な栄養成分です。亜鉛不足になるとさまざまな不調につながる可能性があるので、しっかりと摂取しましょう。
亜鉛はいろいろな食品に含まれているため、まずは、食事で取り入れるようにすることが大切です。なかなか亜鉛を含んだ食品がとれない場合は、亜鉛含有酵母のサプリメントを積極的に活用してみましょう!
- 亜鉛含有酵母酵母培養時に亜鉛を取り込んだ食品のこと 肌や髪の健康維持・免疫力の向上うつの緩和などの効果が期待できる
- ダイエットや運動のしすぎが亜鉛不足を招くことがある
- 食事で足りない亜鉛は亜鉛含有酵母配合のサプリメントで補うのがおすすめ